なで肩での肩こりは胸郭出口症候群かもしれません
肩こりと考えがちな症状のなかには病気がかくれていることがあります。
肩こりと一緒に、腕や小指の先がしびれたり、重苦しく冷たく感じたり、腕を空中に高く保つような動作が続けられないなどの症状があらわれた場合です。
首のなかにある神経はムカデの足のように枝分かれその先で神経は束になっていきます。
その束を上腕神経叢(じょうわんしんけいそう)と呼びます。
上腕神経叢は斜角筋と呼ばれる胸の筋肉の間を通って、さらに末梢神経に分かれて筋肉や皮膚へ広がります。
このときに通過する斜角筋から脇の下に至るスペースを胸郭出口(きょうかくでぐち)と呼びます。
この場所で神経が圧迫されて起こる症状を胸郭出口症候群と言います。
なかでも、なで肩の人は肋骨が水平では無く垂直気味になっていることが多く、鎖骨との間隔が狭くなっているため、上腕神経叢が圧迫されてしびれや肩こりを引き起こしやすくなるのです。
また、頚椎が奇形のために狭められたり、斜角筋の緊張が強すぎて圧迫されて同様の症状を引き起こすこともあります。
胸郭出口症候群の確認方法
胸郭出口症候群を診断する際には、血管造影や指尖容積脈波などで診断をつけます。
そのほかに反応テストも行います。
①Morleyテスト
鎖骨の上部を押すと痛み、痛みが上肢へ広がる。
②Wrightテスト
座って胸をはって肘を直角にまげると手首の拍動が消失する
③Roosテスト
Wrightテストの体形を3分間保てない
④Adsonテスト
頭部を痛む側へまわし、深く息を吸うと手首の拍動が減少もしくは消失する
胸郭出口症候群が疑われる際には辛い動作の作業や筋力トレーニングなどは避けて下さい
もし、あなたが痛みやシビレなどの症状を我慢しているなら福岡県久留米市にある「ふれあい整骨院」にご相談下さい
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あなたの勇気をと行動を、心よりお待ちしております。