逆子と言われても、がっかりしないで!!
おなかの赤ちゃんは、ふつう、頭を下にして羊水の中に浮かんでいます。
この状態を「頭位」といいます。
逆子とは頭位とは反対に、頭が上、足が下に向いている姿勢の赤ちゃんのことで、この状態を「骨盤位」といいます。
頭位で出産する場合、赤ちゃんは頭から先に出てきます。
体の中でいちばん大きい頭から先に出るので、それによって産道が広げられ、続く体もスムーズに出るのです。
しかし、逆子のときは、頭よりも小さな足などが先に外に出るので産道の広がりが不十分です。
そこを大きな頭が通ろうとすると、臍帯(へその緒)が頭と産道の間に挟まって圧迫され、危険な状態に陥ることがあります。
そのためさかごの場合は赤ちゃんの安全を第一に考え、帝王切開となることが一般的です。
しかし、逆子であっても
妊娠24~27週なら約90%が、
妊娠28~31週なら約80%が、
妊娠32~35週でも約65%が、
自然に頭位に戻るというデータがあります。
最終的にさかごのまま出産するママは全体の3~5%ですから、8カ月の時点でさかごと診断されてもがっかりする必要はありません。
ママの血行がよくなることで赤ちゃんの動きも活発になり、結果としてさかごが直るといわれています。