妊娠後期になると大きくなった子宮が大静脈を圧迫するため、息苦しくなり、熟睡できないことが多くなります。
またお産が近づくと、
「お産の始まりはどんなふうに来るのか」
「陣痛の痛みに耐えられるか」
など、いろいろな不安や思いが頭を駆け巡り、神経が過敏になりがちです。
心配事はパパや医師に相談し、自分一人でためこまないことが大事です。
夜眠れない日が続くときは、友達と会っておしゃべりをしたり、ウオーキングを日課にするなど、生活にメリハリをつけましょう。
また当院の妊娠中の施術で身体の歪みや筋肉の緊張をとるのも効果があります。
妊娠中熟睡できなくても、睡眠不足は昼寝で補えばいい、くらいの楽な気持ちでいましょう。
夜、心地よい眠りを得るためには神経を鎮めることが大事です。
耳の後ろにある「安眠穴」と呼ばれるツボは、興奮した体を休めたり、不眠の解消に効果があります。
また妊娠中は好きな音楽を聴いたり、本を読んだり、寝る前のひとときがリラックスタイムになるように工夫してみてください。
ツボを押して、興奮した体を休ませましょう!
耳たぶの後ろ側で首回りのくぼみにある眠けを促すツボがあります。
耳たぶの後ろにある、貝殻のような形をした大きな骨の下から、指1本分うなじ側にあります。
ちょうど骨の端っこで、深くへこむ個所がツボになりますので、手のひらで頭の後ろを包み、両親指で押まてみましょう。
妊娠中心地よい眠りのためのリラックス法
布団の入る3時間前には夕食を食べ終えましょう。
寝る前にケーキをペロリなんてママはいませんか?安眠+体重管理のために、寝る3時間前には胃を落ち着かせましょう。
ぬるめのおふろにゆったりつかりましょう。
ぬるめのおふろにゆったりつかって、リラックスしましょう。冬は40℃くらい、夏は38℃くらいが目安です。おふろから上がったら布団へ直行してくださいね。
寝る前にホットミルクを1杯いかがですか。
牛乳には眠りを誘う成分が含まれています。人肌くらいの温かさで寝る前にゆっくり飲むのがおすすめです。
アロマテラピーでリラックスしましょう。
沈静効果のある香りを枕元に置いて眠りましょう。電気を利用するアロマランプなら安全に楽しめます。妊娠中には柑橘系の香りがおすすめです。
シムスの体位でリラックス睡眠をとりましょう。
肩ひざを曲げて、横向きに寝るシムスの体位は、妊娠後期におすすめの安眠体位です。ひざにクッションを当てると安定します。
ヒーリング効果のある音楽を聴く。
寝る前のひととき、ヒーリング効果のある音楽を聴いて、瞑想にひたりましょう。おなかの赤ちゃんもきっと一緒に聞いていますよ。