交通事故による「バレ・リュー症候群」とは?
交通事故時のむち打ちによって起こる頭痛や耳鳴り、めまいといったつらい症状のなかに、「バレ・リュー症候群」のむち打ちがあります。
交通事故後の頭痛や耳鳴り、めまいはこう診断されることが多いようです。
症状がひどいと吐き気などに苦しむ方もいらっしゃるようです。
この「バレ・リュー症候群」のむち打ち症状の主な原因は、頚椎の神経や交感神経が損傷してしまったり、緊張状態になってしまい、脳脊髄液の循環障害が起きてしまうことがあげられます。
また、脳の底部で血液障害を起こしてしまうこともあるようです。
この症状の判別が難しいために、交通事故の直接的な要因をつきとめることができないこともあります。
耳鳴りやめまいが一緒に症状としてあらわれる場合もあれば、それぞれが単体で発症する場合もあり、それぞれの症状を引き起こしている要因が違うこともあります。
症状の発生要因は体質や交通事故の状況で変わっていきます。
耳鳴り症状の要因には、側頭部の骨折、外リンパ瘘、内耳に起こる異常や内耳震盪もあげられます。
これらの場合は「バレ・リュー症候群」のむち打ちではない要因となります。
交通事故事故の後遺症でお悩みの方
もし、ご自分の症状に不安を感じたり、通院中の場合で改善がなかなかみられない場合は早めに専門医である耳鼻科を受診されることをお勧めします。