突き指をされてお悩みの方へ
「つき指」は誰もが一度は経験があるのではないでしょうか?
バレーボールやバスケットボール、野球などスポーツをしている時に、ボールを上手く受け止めることができずにつき指してしまったり、また、転んだりふらついたりした時に体をささえようと不用意に手をついた瞬間に指をついてしまったり。
つき指は日常の何気ない動作の中で起こることが多いですね。
つき指をした時に、「そのままほっておけば治るよ」という人もいれば、「下手にほっておくと、指が変形するかも」という方などいろんな意見が交錯する中で、本当につき指はそのまま放置しておいても大丈夫なのでしょうか?
指は生活する中で良く使われる部位でもあります。
たった1本の指なのに、ケガをして使えないだけでこんなにも困るものなのかと、改めて指の大切さを実感します。
指には、基節骨、中節骨、末節骨という骨の部分と、伸筋腱や屈筋腱などの指の曲げ伸ばしをつかさどる腱があり、筋肉ももちろん付いています。
ひとくちに「つき指」と言っていますが、これはあくまでも総称であって、実際にはいろいろな症状があります。
靱帯を損傷しているもの、腱の損傷、脱臼しているものもありますし、軟骨損傷、明らかに指が変形してしまっていたり皮下出血のひどい時は骨折していたりする場合もありますので要注意です。
「つき指した時は引っ張れ」とよく言われますが、ちょっと待って下さい。下手に力を加えますと、痛んでいる筋肉や腱などの傷を広げる場合があるからです。
また、つき指をすると指関節が腫れ上がりますよね。つき指ではこの内出血を止める応急処置が大切になります。
突き指をしたら!
応急処置として、
1.「安静」にし「固定」してください。
痛んだ傷を広げないようにします。
動かしてしまうと血行が良くなるため、腫れがひどくなってしまいますから、固定して下さい。
2.「冷却」します。
血液の流れを鈍くして、腫れや炎症を抑えます。
そのままつき指を放置しておいたがために、指が完全には曲がらなくなることがありますし、しっかり伸ばせなくなってしまうこともありますから、正しい判断のもとに治療を行うことが大切になってきます。
専門の知識をもった接骨院や整形外科のもとで、しっかりキレイに治して下さい。