手や腕のしびれやこわばりの原因はこれ!

肩から腕にひろがる痛み

肩から腕の痛みで注意しなければならないのは、頸椎から痛みが来ているのか、それとも肩関節周辺の異常によるものかの識別です。

肩から腕にひろがる痛みの説明図

「肩が痛くて腕があげられない」「背中に腕をまわせない」といった症状は、ほとんどが四十肩・五十肩や肩関節のけがです。

頚椎・頸髄の病気で肩から腕、手にかけてしびれも伴ってひろがる痛みは「上腕神経痛」とよびます。

上腕神経痛は、神経の大もとである神経根がヘルニアや骨のとげによって圧迫されて発症します。

痛みのある側に首を傾けたり後ろにそると痛みやしびれが出たりします。

手のしびれとこわばり

しびれとは感覚障害の一種です。

神経が圧迫されたり刺激を受けた結果の知覚神経の障害といえます。

感覚が鈍っているだけでなく筋肉の落ちや動きの悪さや脱力など運動神経の障害を伴っているかが治療を要するかどうかの判断材料となります。

手のしびれとこわばり

頸椎の病気から来るしびれの場合、変な姿勢で寝たり起き上がった時、首を曲げたりひねった時など頸椎に負担がかかった時に手足のしびれが出たり、強くなります。

顔面もしびれているときには、脳の異常の可能性もあります。

指先、とくに親指側や小指側から始まる一過性のしびれは神経根の圧迫症状であることが多いと言えます。

いつまでたっても手のしびれが消えず、足にも生じてきた場合、せきずいが圧迫されていることが考えられます。

下肢のこわばりやしびれが進行してくると、日常生活に支障をきたしてきます。

末梢神経からくるしびれ

頚椎からでた神経根は、束になって上腕神経叢となります。

首の付け根あたりで筋肉によって上腕神経叢が圧迫されて「胸郭出口症候群」を発症すると、腕全体がしびれとともに重苦しく感じたり、疲れを感じたり、指先が冷たくなり、とくに小指側に強くしびれを感じたりします。

夜中に親指や人差し指がジンジンしびれる場合「手根幹症候群」といって、手首の手のひら側で神経が圧迫されている状態が疑われます。

小指側がしびれるときには尺骨神経の圧迫を考えます。

ひじの骨がケガなどで変形して神経を圧迫する「肘部管症候群」もあります。

また、手首の小指側のあたりで圧迫されるのを「尺骨神経管(ギオン管症候群)」といいます。